9月22日(木)

長谷川拓・青年海外協力隊員を訪問し、派遣先の小学校での活動、その村の状況等の説明を受けるとともに、小学校の授業、小学校の資金の確保のために始めたアスパラガス栽培等を見学させて頂く。

長谷川さんの職種は青少年活動(小学校体育活動指導)、配属先はアンタナナリボ州アンブヒチャンガヌ小学校。

長谷川さんが迎えに来てくれるという国道端の店で、「1つ」と言ったつもりで1,000アリアリ札(約60円)を出したら1,000アリアリ分のたくさんのパンが出てきてしまった。それをみんなに配って回る。バスを待っている人にまで配っても余った分は、長谷川さんがいつも食事をさせてもらっている家に行って芋(タピオカ)をごちそうになった際にお土産にした。
上記のパンを買った店。長谷川さんの村へは、そのすぐ右手の道を入っていく。舗装されているのは入り口の国道の取り付け部分だけ。
村への道には案内標識もないからと、長谷川さんは、村からここまで、ゴム草履で歩いて迎えに来て下さった。
マダガスカルで一般的なバス。
長谷川さんが体育指導員として派遣されている公立小学校(5年間)の教室。
授業風景。みんな熱心。5年間で3回進級試験があり、落第して長く小学生をやっている子供も入るとのこと。
先生は、時々、ムチで机をバシッとたたく。
公立小学校と言っても、校長先生以外は公務員ではなく、村の人たちがお金を出し合って謝礼を払っているのが実情とのこと。
小学校のトイレ。
トイレの入り口側。
トイレの中をのぞいたところ。
長谷川さんが子供たちと一緒に作ったサッカー場。サッカーは、地域予選が全国レベルにまでつながるトーナメントがあるとのこと。
長谷川さんが子供たちと今作っているバスケットコート。
木に乗り、それを揺らして遊ぶ子供たち。
休み時間が終わって教室に入る前の集合。
授業が終わり、家に帰る前に集合して国歌を歌い、国旗を下ろす。
かばんと文房具一式がユニセフから子供たちに寄贈されているとのこと。
帰宅しようとするところ。
2人の子供がゴム草履をはいていた以外、みんな裸足だった。田舎では、大人でも裸足が普通。アンタナナリボでも、裸足の人がいる。
タピオカ畑(地下茎が芋になる。)
タマネギの苗床。
牛車は、マダガスカルで一般的な荷物運搬手段であり、アンタナナリボでも見られる。
わらや牛糞による堆肥作り。(上から見下ろしたところ)
豚の飼育
牛の飼育
水場に水を汲みに来た長谷川さん。少し濁っている。耕作期には、耕地に優先的に配分されるため、水場の場所が遠くなってしまうとのこと。
長谷川さんは、アンタナナリボに出てUNDP(国連開発計画)で働いている人の家(中央やや左の低い2階建て)を無料で借りている。
村の人たちが長谷川さんのために作ってくれた半分トイレ、半分が水浴び場の建物。(村の人の水浴び場は川。)
小学校の運営費を作り出すため、一部の村民が協力して試みに植えたアスパラガス。現在アンタナナリボに出回っているものは品質が悪いが、外国人が高値で買う。そのため、高品質のものが作れれば、かなりの価格で出せると期待されるとのこと。アスパラ栽培に関しては、JICA専門家の助言を得たとのこと。


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